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製品の差異を情報化

福島RDMセンターは全350ピース以上(内35ピースは3Dプリント部材)、最大長さ15mのPCaPC部材の製造・施工を行いました。


同じ型枠で製造しても各製品には個体差が存在しており、敷地内に仮置きしている状態、施工された状態、経年変化や伸縮が起きた状態でも形状は変化しています。


そこで、3次元的に発生している形状誤差を把握するため、全ピースをレーザースキャナで計測し、各部材の個体差を個性として捉えることを試みました。

実際には点群データ自体もばらつきを持つデータのため、5mmピッチ内での平均をとり、ばらつき具合を視覚化しています。

下図の製品はW2.5m×D0.8m×H9.8mの製品ですが、設計値からの形状誤差は最大5mm程度に収まっています。そのため、誤差の大きさを青色から赤色で表示し、視覚的にわかりやすくしています。

また、点群データは非常に重く、扱いづらいデータのため、解析したデータをもとに、上図右上の画像に置き換えて管理をしています。

そうすることで、3~6GBのデータから、数MBの画像データで管理できるようにしました。

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