本建物は大型部材で構成している工区と、中型部材で構成している工区に分かれています。
中型部材で構成している工区では壁部材とスラブ部材の施工検証を行いました。
スラブの設置が完了したタイミングで、製造後にレーザースキャンし取得した点群を重ね合わせて、施工前に事前シミュレーションを行いました。
1. 壁・柱設置前 スラブ・PC鋼棒位置確認
2. 2階スラブ設置前 壁上部レベル確認
3. 梁設置前 柱上部レベル確認
4. 壁接合金物(コッター)用座彫り位置確認
5. 壁のPC鋼棒貫通位置と1階スラブのPC鋼棒飛出し位置確認
壁部材は上部にスラブを乗せてからスラブと上部の柱部材を一体化するため、貫通しているPC鋼棒を緊張します。
その際に壁の上部のレベル差があるとスラブにクラックが発生するなどの恐れがあるため、事前に検証し、レベル差を軽減できるか検証を行いました。
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